アナザー・サイド・オブ・マイン

新作「Another Side Of Mine」公開しました!

いい感じの弾き語り音源です。弾き語りライブはじめて10年近く経つのにはじめて。既発表曲や未発表曲をやりました。アレンジ変わってるものも多いです。

今作は録音しようと思い立ってすぐに、三夜集中して録音しました。丁度2ヶ月前のことですけど、振り返ってあらためて、今作を録音するタイミングだったんだなと思います。全てワンテイクで録音しました。演奏の細かいことはひとまず置いといて、とりあえず試して戦ってみたかった。なんだかわからないけど、その思いだけがずっと湧いていて、自分でも何だかわからないものにつき動かされたようです。ベストを尽くしたつもりです。いいやつもあると思うので、ぜひ聞いてみてください。

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今年は3枚目のアルバム制作に尽力しました。時期の早い順番にザッと挙げるだけでも、ベーシックバンドメンバーの決定、新機材や新編曲の検討、録音環境の決定とかなり変動の大きい年でした。これまでの自分の手法というか、音楽全体的にも割と独自の手法を採用することになったので、僕自身どう仕上がるのか未知です。うまくいかない可能性もあるのかもしれないけど、今のところワクワクの方が大きい。聞いたことのない曲を届けれるのではと楽しみなんです。やったことのない分野や技術も多く、完成までにとても時間がかかってしまっています。急いでないのでいいんですけどね。僕が昔から大好きな音楽というのは多くの方にとってはもう化石のような音楽で、その分再現不可能なことも多数あります。その保守性のようなものはとても避けてきたところで、結果的にどこにも所属してない一匹狼のような疎外感を常に覚えました。分かりにくく聞こえていることも沢山あるのだろうなと思います。でも、1番恐れていたのは自分がそれに飽きる・諦めることでした。私は性分的には新しいことをやりたいのに、サウンドは化石のものが好きな訳です。その化石への憧れに近いようなものがなくなれば、楽しくなくなるのでは、私の追求するべきサウンドとは、とずっと恐れていたように思います。そんな時にずっと一緒にやってきたバンドメンバーに子供が生まれて、今まで考えていなかったようなアイデアを考えるようになり、あれこれ試すうちについに光明を見つけたんです。ただ、個人的にとても新しい手法で、現段階ではそれはイメージの4割ほどしか実現できてませんけどね。

今年は本もよく読みました。最初のうちは実用書。そのあとは児童書。そして小説。小説は読むと作詞に影響する恐れがあるので避けていたのですが、再び学生時分のように読めるようになりました。なんというか、創造の喜びのようなものを共有できるような気がするのです。私の詞もほとんどが物語的な構想からスタートしますが、なぜ物語を書きたくなるのか。その孤独や悲しみを奥底に感じると、勇気を貰える気がします。

庭の畑も面積を増やしました。色々と育てました。小松菜・にんじん・オクラ・シソ・枝豆・そら豆・ほうれん草・アスパラガス・バジル・サラダ菜・大根・・・多いな。小松菜はとても楽で最高です。肥料入れたり耕したりも狭いので結構楽しいです。鳥小屋建てたいなあなんて。結局かわいそうだから無理って結論になるんですけどね。インスタで鳥の動画ばかりみてて、ずっとおすすめが小鳥で埋め尽くされたままです。

年末らしいことを書くなら、今年1番良かった新作音楽作品については友人のZINEに寄稿したので伏せますが、買って心底良かったものはAKAI MPC ONEをはじめとする数台のリズムマシンやサンプラー群、ビンテージギター、マイクプリアンプ、水筒、帽子、エアコン、ディスクフラッター、パソコン、アイフォン、イヤフォン。ハードをよく買った1年でしたね。ある程度値がしますけど、いいものはやっぱいいなあと思いました。1番良かった映画や本はなんだろう。積み上げててすぐ出てこないから、出てきたらインスタにあげます。

店の周年セールが終わって、無事リリースも出来たし、明日で年内のオロオロラジオもおしまい。次作収録予定の13曲のプリプロも30日に終わります。うん。がんばったな。皆さんいいクリスマス・年末になることを祈って。ではまた。